今回、ISS はバンドンにある 中小企業の店舗オーナー向けに、新たな Point of Sale(POS)アプリケーションを設計しました。 当該店舗では、約 20 年間にわたり同一の POS システムを使用しており、コンピューターは Windows XP をベースとした環境で運用されていました。

オーナーからの要望は、コンピューターが老朽化して交換予定であるため、アプリケーションを更新したいというものでした。旧アプリの使用方法についてヒアリングを行った結果、旧システムはすでにカスタマーサポートが終了しており、新しいコンピューターへの再インストールが困難であることが分かりました。また、旧アプリの機能はすべて使われておらず、実際の運用に合っていませんでした。 そのため、ISS がカスタムで開発し、必要な機能に合わせて調整でき、将来的にも継続的に更新可能な、ほぼ同等の機能を持つ代替アプリケーションを新たに開発する方が合理的だと判断しました。
アプリケーションは Flutter プラットフォームを用いて開発されています。将来的にスマートフォンなど、さまざまなデバイスへ展開しやすい点を考慮した選択です。 今回使用する POS アプリケーションは、以下の 4 つ主要なモジュールで構成されています。
- Point of Sale:小売販売の記録
- Invoice:登録済みクライアント向けの卸売購入の記録
- Stock:商品の登録・管理
- Purchase:サプライヤーからの仕入れ記録
Point of Sale
旧アプリケーションの画面表示は以下のとおりです。

その画面表示は、以下のように刷新されました。

画面デザインを刷新する際の主な検討ポイントは以下のとおりです。
- 旧アプリの操作感や慣れ親しんだ印象をできるだけ損なわずにデザインを更新すること
- 使用されていない機能やボタンを削除すること
- 形状やサイズを工夫し、より直感的に理解しやすいボタンを追加すること
旧アプリでは、商品を追加するためにキーボードの F10 キーを押す必要がありましたが、新アプリでは操作性向上のため、テーブル左側に (+)ボタン を追加しました。
また、旧アプリの商品検索画面では、キーワードを入力した後に [OK]ボタン を押して結果を表示する必要があり、操作は 2 ステップとなっていました。


新しいアプリケーションでは、検索画面は ポップアップ表示 となり、キーワードを入力すると、検索結果が リアルタイムで自動更新 されるようになりました。そのため、操作は 1 ステップ で完了します。

結論
- 旧アプリケーションの刷新は、従来の操作感や親しみやすさを損なうことなく、使用効率の向上を実現できます。
- Flutter を使用することで、同一のコードベースを用いて、他のプラットフォームへもアプリケーションを展開することが可能です。
おわりに
ISS では、サポートが終了した旧アプリケーションの更新に関するカスタムソリューションを提供しています。お客様のご要望に合わせたさまざまなアプリケーションソリューションの提供が可能です。ぜひ ISS までご連絡いただき、ご相談ください。